武田講師インタビューその5「セミナー参加を検討中の方へのメッセージは?」

日本能率協会で講師を務めておられる武田マネジメントシステムスの武田先生にお話をうかがいました。
(以下敬称略、役職当時)

セミナー参加を検討中の方へのメッセージは?

安部
魅力品質導入の企業で、実績を既に出していたり、これから出したり目下、取組みにより成果を生む段階というお話もあります。

ぜひ、この辺りは実際のセミナーで取り上げていただきたいと思います。

ここまでのお話を聞く限り、何かしらの業界に限定した話ではありません。

すべての企業にお客様が存在しているわけですから、先生に取り上げていただいた事例を参考にしてもらいたいと思います。

最後にこのお話を聞いてセミナーに参加してみたいと思案中の方々に先生から何かしらのメッセージをいただきたいと考えています。

武田
世の中は「なぜ、売れないのだろう」と考えるより、「どんな製品を作れば売れるか」、「どうやって売ろう」といった発想ばかりです。

お客様の立場に立って発想していないことを自覚し、もう1回頭を切り替えなければならないのではないかと思います。

セールスの人に「もっと売ってこい」、「売れるまで帰ってくるな」、「強引に売り込め」などと尻を叩いている会社は多分、そう長く続かないのではないでしょうか。

そういう手法を長く続けてきた会社は早く脱却していかないと、今後も同じ手法が通用するとは思えません。

本気になってお客様を心の底から求め、それならほしいと思える商品やサービス、システムを開発しない限り、成り立たないでしょう。

また、コロナ禍以降の機械化、ロボット化、コミュニケーション技術・手法の進展、AIの
進化などにより、今までの「片付ける・処理する」『作業』から、価値の創造、相乗効果向上の『仕事』に取組む状況が急ピッチに進行します。当て字ですが『人財』の時代です。
早期に顧客の「不」の要素を把握するお取組みに力を入れてほしいと思います。

安部
ありがとうございます。

これから市場が大きく変化していく中、先生から生き残りというコメントが出ました。
自社が生き残るためにお客様の本当の声を集めるわけです。

しかも、具体的な根拠を持って判断ができるようになるというのは非常に強いことです。

日本企業はこれまで、横並びで他社を気にしすぎるといわれてきましたが、そろそろそこから脱却し、自社を顧客基盤でもう1度見つめ直す必要がありそうです。

そのために、先生が長い経験で培ってきた顧客不満足調査と満足度調査を学び、乗り越えるきっかけにしていただきたいと思います。

本日は貴重なご意見とコメントありがとうございました。

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