高橋講師インタビューその3「マーケティングリサーチで顧客嗜好を知るために」

日本能率協会で講師を務めておられる株式会社MOMO 代表取締役 高橋澄子講師からお話を伺いました。
(以下敬称略、役職当時)

マーケティングリサーチで顧客嗜好を知るために

外資系グローバル企業では、調査に非常に力を入れていて、データを収集しているという話を良く聞きます。
だから、ヒット商品が出ているのでは?と言う意見もあります。

(高橋)
消費者自身が何が欲しいかを自覚しにくくなっている今、調査の重要性はさらに高まっていると思います。
その分、費用もかかりますが、商品開発やマーケティングの成功確率を高めるためには、さらに予算を増やしてでも調査を実施していくしか良い方法はないと思います。

ここで重要なのは、客観的で妥当性が高そうに思えるPOSデータの分析や大量のサンプルで検証できるWEB調査に偏らないことです。

マーケティングの初心に返って「まず消費者の声に無心に耳を傾けること」「消費者の振る舞いや行動を直接見ること」を丹念に行っているでしょうか。

具体的にはグループ・インタビュー(複数の対象者を集めインタビューをおこなう方式)やデプス・インタビュー調査(1対1のインタビュー形式)、行動観察を丁寧に行う定性調査が、その後のマーケティング活動の方向性を決めるのだと思います。

そうした定性調査の結果を確かめるために行うのがWEB調査であり、POSでの販売実績です。
定性と定量、両方の調査を適切に組み合わせて本当に意味ある結果を導き出して欲しいと思います。

そうですね。調査と言っても、ネット調査が主流になってきていますよね。

(高橋)
ネット調査の場合、安価というメリットがありますが、選択式の回答方法なので選択肢以上の回答は出てこないわけです。
かといって自由記入式にすると、今の消費者は面倒がってほとんど誰も回答してくれません。

お客様の本来の「ニーズ」を引き出すには、対面して直接聞くしかない。インタビュアーの力量によるところも大きくて質を高めることが難しいし、コストもかかりますが、「ニーズ」を掴むにはこういった繊細な調査に真摯に取り組む姿勢が必要だと思います。

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