自社のプロモーションを通じてファン顧客を増やしたいと考えているマーケターの道標となるセミナーです。
- 消費現場に密着して顧客インサイトを深堀
- 顧客に刺さるコンテンツやメッセージを開発
- プロモーション戦略を見直し、最適なメディア計画を構築
を実践するためにはどうすればいいのかを2日間で学ぶことができます。
セミナー概要
あなたは普段の業務でこのようなことにお悩みではありませんか。
それならば、当セミナーがあなたの悩みを解決する一助となります。
- 時代に合ったSNSを使ったコミュニケーション戦略が、自社であまり活用できていない。また、販促費にあまり費用をかけられず、新しいことにチャレンジできていない
- ソーシャルメディアに対しての知見が社内で足りておらず、人員も確保できないため、必要とは感じているが使えていない
- お客様目線でうれしさを感じてもらえる広告をつくりたい
- ブランドの育成が下手である。今後Web広告を増やしていく予定なので、ブランド育成のような戦略も絡めてノウハウを学びたい
顧客の嗜好の多様化により、個々に合わせた商品・サービス提供が求められるようになっている中で、プロモーションもマス広告だけではなく、個別の顧客に対応することが求められています。SNSやIT技術の発達によりそれが可能になった今、プロモーション戦略は大きな変換点を迎えています。
そのような中で、自社のプロモーションについて見直し、新しい戦略を提案できる人材は急務であり、この課題を解決せずにいると、貴社にとってはこのようなリスクが生じます。
- 様々なプロモーションを駆使しなければ、自社の本当の顧客へ適切な情報を提供できなくなり、自社のリソースが疲弊する。
- また、自社商品を本当に求める顧客が購入しない恐れがあり、自社商品の評価の低下や、ブランド毀損につながる。
- 本当の顧客を探し出すことを怠ってしまう為、顧客ニーズを探求できる人材や社内風土が失われてしまい、長期的に見ても自社の競争力低下につながる。
一般社団法人日本能率協会では、プロモーション戦略が高度になることを事前に予期し、様々な改良を加えながら、10年以上にわたって「ファンを創るための広告・販促・SNS・PR実践セミナー」を開催し続けています。
当セミナーを通じて、消費者にファンになってもらい、継続的に顧客になってもらうためには、3つの段階を踏む必要があることを一般社団法人日本能率協会では突き止めました。
すなわち、
- 消費現場に密着して顧客インサイトを深堀
- 顧客に刺さるコンテンツやメッセージを開発
- プロモーション戦略を見直し、最適なメディア計画を構築
です。
当セミナーでは、上記の3つの段階をサイクルとしてうまく回すための考え方を学ぶとともに、多くの実例を参照することで具体的に明日から自社で活かしてもらうことを目的として開催しています。
当セミナーを受講した企業の派遣責任者の方からは、このようなお話を伺っています。
受講前は、販促に関しての基本的な知識はしっかりと身についているのですが、体系的な知識に乏しかったのです。なので、現場に寄り添ったミクロな課題解決はできるのですが、もうすこし広い視点での課題解決を苦手としていました。現場ですぐやる、というところに目が行きがちでしたね。
必要なことは、広告やSNSなど多様なプロモーション手段がある中で、販促はどのような位置づけなのかを理解してもらうことでした。
販促ももちろんとても大事なのですが、それだけでは売上上昇は限定的です。店頭に客を呼ぶための前工程や、購入後の後工程まで、体系的に理解することで、販促も効果を発揮します。
セミナー受講後の業務を見ていると、今まで販促にこだわっていたところを様々な戦術から選べるようになってきています。
セミナーの内容としては、新しい事例が豊富だった点がとてもよかったと聞いております。今回のセミナーでいただいたたらしい情報はグループミーティングで共有してもらいました。
他のプランナーにとっても有益な情報でしたが、なかなか自社だけで集めることは難しいんですよね。
時代が変わっても、セミナーの普遍的な芯の部分は変わらないのでしょうが、事例などの新しくすべき部分はしっかりリニューアルしていただけているのは、派遣する側としても安心です。
御社のセミナーに期待していることは、マーケティングを体系的に学ぶという点です。マーケティング業務は上流のコンセプト作成・設計開発から下流の販売・CS業務など多岐にわたります。その中の一つがプロモーションです。
その意識が無ければ、プロモーション業務が薄っぺらいものになってしまいます。
御社のように体系立ててマーケティング業務を学べるのはあとは大学位かと思いますが、大学は実務寄りではありません。そのような点から御社のセミナーを選択してます。」
自社のプロモーション戦略を変えたいと考えているあなたのご参加をお待ちしております。
プログラム2日間 10:00~17:00
プログラム 1日目 10:00~17:00
【1】 オリエンテーション
【2】 市場・生活者・企業の洞察とマーケティングの再強化
(1) 人口動態及び世帯動向の把握
(2) 生活者行動の把握と顧客インサイト
(3) 企業・流通動向の把握と市場機会の発見
(4) マーケティング力の再強化
マーケッターの役割は、市場や生活者や競合の変化を洞察して、市場機会を見出し、新需要を創造するマーケティング戦略を立案・実行することです。そのためには企業のSCMだけでなく、消費バリューチェーンに焦点を当て、顧客の経験や知恵を企業に取り入れ、生活品質(企業価値)を向上させるマーケティングの強化策について理解する。
【3】共感を獲得するブランド・コミュニケーションの構造
(1)現在のメディア環境の把握
(2)ブランド・コミュニケーション全体の最適デザイン
(3)ファン創りと顧客ロイヤルティの向上
(4)ロイヤル顧客を起点にコミュニケーションROI向上
信頼する情報源は、マス時代の「広告」からネットを活用した「友人からの推奨」に変化。その様な状況に対応し、生活者起点でブランド価値を効率的に伝えるトリプルメディアの構造について理解する。そして商品や企業へのファン化を促し、さらに友人への推奨も誘発し、ロイヤル顧客化を促進する方法について考察する。
【4】コンセプト・フレームワークで最適なブランド・コミュニケーションを組み立てる
(1)効率良く伝わる「コンセプト・ドリブン」
(2)コンセプト・フレームワークでコミュニケーションを組み立てる
(3)ターゲティングと提供価値を創る(Who、What)
(4)最適なマーケティング・ミックス(How→4P、4C)
目的・目標に基づくコンセプトを駆動力の原点にすることにより、ターゲットの絞り込み、提供価値の創造、そしてコンテンツとクリエイティブの開発が明確になり、統合化された効率的なコミュニケーション戦略の構築が可能になる。ここではコンセプト・フレームワークを活用した効率的なブランド・コミュニケーションの仕組みを理解する。
【5】生活者と共振するコンテンツ開発(表現計画)
(1)共感されるコンテンツとクリエイティブ
(2)マスとデジタルメディアのコンテンツ開発
ターゲットにコンテンツやクリエイティブが共感されないと商品の内容が伝わらない。さらに強く共振されないと知人や友人に情報発信されない。現在は、インプレッションよりエクスプレッション(何回到達するかより何回発信してもらうか)。人を振り向かせるメッセージ、記憶に残るクリエイティブ、共感するストーリー、そして分かりやすいネーミングについて考察する。
【6】認知と共感を拡大するマス広告とWeb広告
(1) 認知を獲得する広告
(2)ネット広告と自社サイトへの誘導
(3)効果的な媒体計画
マス広告は、より幅広いターゲット層に短期間で認知を拡大する手法として有効。また販促、PR、SNSと連動したコミュニケーションのハブとしての役割を持ち、大きな共感を獲得する機能を持つ。そしてWeb広告は、特定ターゲットへの広告配信、双方向の対話や自社サイトへの誘導に効果がある。その効果的な媒体計画の組立てについてロイヤルティ・ファネルなどを参照に理解する。
【7】
・新規ブランドの市場導入、新商品の「ハッピーサプライズ」を伝える
・コミュニケーションコストを最小化しファンを獲得する
・ソーシャルメディアと店頭と連動するブランド・コミュニケーション戦略を立案する
新規ブランドの市場導入に当たり、迅速に、効率良く、コストを最小化して顧客にブランド価値を伝える。また一回買って終わりではなく、継続して購入してもらうブランド・コミュニケーション計画をグループ毎に作成する。
2日目 10:00~17:00
【8】効果的なブランド戦略
(1) 強いブランドの構造
(2)欧州と米国のブランド戦略の特徴
(3)信頼されるブランド価値を継続して創る
(4)強いブランド戦略の事例
コモディティ化が進行し価格競争に陥っている現在、他社と差別化するためには、ブランド価値全体を向上させることが重要。企業のブランド価値は、お客様の愛着や社員の想い、そして社会の信頼の総和であり、競争優位の源泉である。欧州の非マスマーケティングと米国の利益率重視のブランド戦略を参考に、そして競争力のあるブランド事例を通して効果的なブランド戦略について考える。
【9】「ファンを創る」「顧客と共創する」ソーシャルメディアの特徴と活用事例
(1) ソーシャルメディアの構造と特徴
(2)「つながりを創る」「ファンを創る」SNSの事例
(3)「顧客が参加する」「顧客と共創する」SNSの事例
(4)企業コミュニティサイト構築の事例
ソーシャルメディアは、個人の意見や感想の発信を促し、相互のつながりを拡大し、購買行動をも大きく変えている。またソーシャルメディアの活用は、顧客の参加を促し商品開発やコミュニケーションの共創が可能となり、多くのファンの獲得にもつながる。ソーシャルメディアやWebコミュニケーションの効果的活用について各社の事例を参照しながら学ぶ。
【10】信頼を獲得する戦略的PR
(1) 報道や記事により信頼を創るPR
(2)効果的なPRシナリオの作成
(3)メディアが歓迎するニュースバリューの開発
(4)成功しているPR事例
PRは、生活者や株主、社員から良い関係や評価を得るための双方向のコミュニケーション活動。事例によっては媒体費用をかけることなく、媒体の信頼をテコにニュースとして企業のメッセージを発信できる。また広告は認知を上げるのに有効だが、PRはブランド創りに効果がある。さらに口コミの拡散やアクセスの誘導効果も大きい。効果的なPRの仕掛け方について学ぶ。
【11】売りに結びつく販売促進・SPメディア
(1) 販促によるブランド価値の向上
(2)買いやすい仕組み作り(52週販促、ポイント他)
(3)SNSを活用したOtoO、オムニチャネル
(4)購買を促進するSPメディアの活用
店頭やWebなどの顧客接点で、商品やサービスの体験を訴求するブランド・コミュニケーションは、企業と生活者との良好な関係作りやブランド価値向上に貢献する。また、販売促進の様々な手法は、短期的な売上を左右するだけではなく、競争優位を勝ち取る大きなマーケティング手法でもある。ここでは、より売りに結びつく販売促進を具体的事例とともに学ぶ。
【12】ブランド・コミュニケーションの強化と革新の事例
(1) ブランド向上のマネジメントサイクル
(2)コミュニケーション・メッセージの変更で鮮度向上
(3)ブランド拡張で市場カテゴリーNo.1の事例
(4)リ・ポジショニングでシェア拡大の事例
ブランドは、市場に投入してからの経年変化、生活者のライフスタイルの変化、競合や代替品の影響などにより陳腐化、加齢化現象が起きる。生活者との乖離が予兆されたらブランド価値を見直し、新しいコミュニケーション・メッセージやライフスタイルの提案を行い再活性化を狙う必要がある。強いブランド力の事例を通じてその方法を学ぶ。
【13】コミュニケーションの費用対効果の考え方
(1)コミュニケーション効果測定の考え方
(2)マスとWeb広告の効果検証
(3)コミュニケーション効果調査のポイント
コミュニケーションROI(利益/売上、利益/投資)は、市場に於ける自社の商品力、販売力(配荷率)、競合状況によって変わる、そして「クリエイティブ力」「メディア計画力」「媒体購買力」などの相互作用によって決まる。そのため独自モデルの構築と検証が求められる。ここでは、代表的な業種の効果検証モデルを理解し、コミュニケーション効率改善の方法について検討する。
【14】
・成熟化商品をリニューアル、リボーンすることにより新しい需要を創造するマーケティング計画を作成
・既存成熟市場を新しい視点、観点で捉え直し、新カテゴリーを創造し、新市場創造を行なうためのマーケティング計画にチャレンジする
本セミナーで学んだブランド・メッセージを効率的に伝えるコンセプト・フレームワークを活用。課題の商品・テーマについてクリエイティブ/コンテンツを開発して、広告・販促・SNS・PRなどを最適化したブランド・コミュニケーション計画をグループ毎に作成。全員で相互評価を行って実践力を養う。
【15】総評/質疑応答
本セミナーで使用する教材(一部)

※内容は、変更される場合があります。
※昼食は、12:00~ 13:00の予定です。また、進行の場合によりプログラムの時間割に変更がある場合がございます。予めご了承ください。
講師
福田 博
コミュニケーション&マーケティング・コンサルタント
縄文コミュニケーション(株) 代表取締役
ユニークな新顧客価値を創造するためのブランド、コミュニケーション、ビジネスモデルなどのマーケティング戦略策定から実施、効果検証までをトータルにサポート。また、ICTを利活用した新事業開発や地域開発などのコンサルを行なう。
【著 書】:「個客を掴むケータイCRM」(日経BP、共著)他
【履 歴】:
広告会社でマーケティング企画、SP、建築、インターネット関係の業務に25年間従事。現在は、金融、消費財、通販、医薬・健康、情報通信、技術移転、地域活性化、官公庁ICT受託案件などのマーケティングコンサル。
また「アジアの都市ライフスタイル新潮流」取材調査やBS-TBS「新・日本道紀行」(‘15.4~)番組企画などを実施。
【公的活動】:
新エネ地域再生研究会委員(日経調、‘15年)、世界銀行遠隔教育シニアコンサルタント(‘09)、創業支援機構(ETT)評価委員(‘08)、よこはまTLO アソシエイト(‘06)、特許庁電子ネット広告標準技術集作成検討委員(‘03)(公財)日本舞踊振興財団評議員(‘90~)
URL : http://www.jmcom.jp
対象
- メーカー、小売業、サービス業等において、マーケティング、商品企画、営業企画、広告、広報PR、宣伝、経営企画部門のスタッフならびに管理者の方
- マーケティングと広告・販促・SNS・PRの基本を学びたいとお考えの方
- 少予算で最大効果を狙いたいと考えているブランド・コミュニケーション担当の方
- 他業界の広告・販促・SNS・PRの多くの事例を参考にしたいと考えている方
受講者の声
- 実際にあった成功・失敗事例を理解しやすいように分解して解説してもらったのがよかった。
自分事に置き換えてイメージしやすく、今後に活かせると思いました。 - 実例を幅広く学ぶことができた。
- ブランド戦略からSNS活用、PRまで販促に関わる様々な方法を教えていただけました。
他社事例も豊富なので役に立つこと間違いなし、と思います。