情報収集力・商品企画力強化セミナー [基礎編]

自身の情報収集感度を高め、新しい商品を世の中に発信したいと考えているマーケターの道標となるセミナーです。本セミナーを通じて、

  • 商品開発のプロセス
  • 事業環境認識・市場セグメンテーション
  • 競合分析/技術トレンド
  • 顧客への提案キーワード抽出
  • 商品コンセプトの設定と構造化

等を学ぶことができます。

セミナー概要

あなたは普段の業務でこのようなことにお悩みではありませんか。
それならば、当セミナーがあなたの悩みを解決する一助となります。

  • これまではプロダクトアウト型の業務が多かったが、情報が多様化するなどの環境変化もあり、情報活用のための仕組みや体制づくり、意識改革が求められている
  • 既存顧客だけでは限界を感じており、自社技術を活かした新規サービスを検討しているが、企画ケンバーに初心者が多く、とがったアイディアや製品が出てこない
  • 業務が細部化されすぎていて、顧客ニーズにマッチしたものを企画しづらい
  • 顧客の求めているものが細分化されてきておりニーズを拾いきれなくなってきた。どの意見にフォーカスして企画すればよいか迷いがある
  • 売れる製品づくりの仕組みが社内にない。マーケティング力が弱いため、市場に合わない商品が開発されてしまっている

顧客の嗜好の多様化により、個々に合わせた商品・サービス提供が求められるようになっています。一方で、インターネットにより簡単に情報が取得できるようになった結果、情報収集と取捨選択の重要性はますます高まっています。多様化する顧客嗜好と大量の情報量をどのように処理し、業務の成功につなげていくか悩まれているマーケターの数は増えています。

情報収集力の強化と商品企画力の向上は急務であり、この課題を解決せずにいると、貴社にとってはこのようなリスクが生じます。

  • 情報収集を適切に行えないと、本当に必要な情報を見逃してしまうことになり、商品企画力やリサーチ力の低下につながってしまう
  • 商品企画力やリサーチ力が低下してしまえば当然、自社の長期的な競争力が弱まり、競合他社との争いに対抗できなくなってしまう
  • 適切な情報収集と取捨選択ができなければ、膨大な情報に対して業務量ばかりが増えてしまい、本当に必要な業へリソースを使えなくなってしまう
  • 一般社団法人日本能率協会では、適切に情報を収集し、商品企画へ結びつけることのできる人材がこれからの企業には必須と予期し、「情報収集力・商品企画力強化セミナー」を開催し続けています。

    当セミナーを受講した電気機器のマーケティング担当者の方からは、このようなお話を伺っています。

    「内容がとても深く突っ込んだところまでお話ししていただけたので、とてもよかったです。

    講義は情報が多くて具体的でしたし、事例についても誰でも知っている企業を用いて説明してくれたので、イメージしやすかったですよね。身近なあの商品をどのように使って、どんなことをしているのか、その背景には何があるのかまでしっかりと説明してくださったので、じゃあ自分に当てはめると?というところまでイメージしながら話を聞くことができました。

    また、細矢講師と、休み時間に実務について相談したのですが、これもズバッとアドバイスをもらえました。
    『やはり新しいものを生み出すことは難しい。撤退も視野に入れたうえで様々な決断行動を起こす必要があるが、撤退するにしても外注の業者さんとの兼ね合いもある。
    いかに上手く死ぬことができるか、もビジネスマンにとって必要なスキルだ』
    というようなアドバイスをいただきました。

    また、ポジショニングに関する講義の部分が最も参考になりましたね。実は、戻ってからすぐに自社製品で試してみました。ポジショニングを考える上で、まず考慮すべき軸の設定方法など、考えたことが無かったのでとても参考になりました。」

    自身の情報収集感度を高め、新しい価値を世の中に発信したいと考えているあなたのご参加をお待ちしております。

    プログラム2日間  10:00~17:00

    情報収集分析の基礎 1日目 10:00~17:00

    商品企画のための情報の切り口・見方をさまざまな角度から学んでいただきます。

    【1】商品開発のプロセス(企画~開発~生産~販売)
     ●商品開発の位置付け・商品開発のプロセスとは
     ●消費財、生産財別特徴は何?
     ●商品開発力を上げるには?

    企画から販売までのプロセス全体と企画の位置づけ・役割を学んでいただきます。

    【2】情報収集の位置づけ
     ●情報収集とは(商品開発における情報収集の必要性)
     ●マーケティングリサーチとは
     ●市場参入事例

    商品開発における情報収集の役割・意義を学んでいただきます。
    特にマーケテイングの基本的な考え方との関連を解説します。

    【3】事業環境認識
     ●市場環境、法規制、技術動向、顧客用途、競合動向の現状を認識し、変化の兆しをみる

    マーケットニーズ型の開発で、顧客価値を検討する基本的な考え方を学んでいただきます。

    【4】市場セグメンテーション/顧客情報収集・分析
     ●市場セグメントマップ・市場セグメント化の事例
     ●顧客情報収集方法・社内顧客情報・一般公開情報
     ●顧客プロセス分析・顧客プロセス分析(ライフシーン分析)・事例研究・インタビュー調査とアンケート調査の比較

    B TO Cのビジネスにおける顧客の層別の仕方と情報の収集の仕方について解説します。

    【5】グループ演習①
     (1)事業環境認識
     (2)ポジショニング分析とターゲット顧客の設定
     (3)お客様プロセス分析
     (4)お客様分析結果
     (5)お客様インタビュー項目作成

    ケースメソッドを用いて、顧客プロセスの分析からインタビュー計画までグループで討議していただきます。この演習を通じて、顧客の顕在・潜在ニーズの仮説をどのように作るかを学んでいただきます。

    【6】競合状況/技術トレンド分析(技術ロードマッピング)
     ●競合トレンド分析(デザイン・機能/性能・価格)
     ●技術ロードマッピング
      ・市場・顧客・ライバル・技術ロードマップの活用
      ・技術ロードマップの作成手順

    技術シーズ型の開発で、顧客価値を検討する基本的な考え方を学んでいただきます。B TO Bのビジネスについて解説します。

    【7】知財情報収集・分析
     ●知財動向調査
     ●ビジネスモデル特許
     ●ビジネスモデル検討の必要性~モノ価値追究から事価値追求へ~
     ●ビジネスモデルの展開
     ●ビジネスモデル検討のポイント
     ●ビジネスモデル革新

    知財情報から競合、技術企画動向を調査する基本を学んでいただきます。またビジネスモデル企画の基本的考え方を解説します。

    商品企画の基礎 2日目  10:00~17:00

    商品企画を通じて、顧客価値を実現する基本的な考え方とプロセスを学んでいただきます。

    【1】新商品の分類
     ●魅力ある商品とは
     ●顧客、企業、社会の3軸からの商品化
     ●期待値以上の商品事例
     ●魅力ある商品字実現への取り組み
     ●新商品の分類

    顧客、技術、コンセプトから商品の分類と考え方を解説します。

          
    【2】市場顧客への提案キーワード
     ●事業における顧客研究の目的
     ●提供したい価値と革新課題の検討
      ・顧客プロセスプランニングとは
      ・4W1H変換事例
      ・市場セグメントの重要性
      ・顧客ソリューション提案
     ●顧客ニーズウエイトの設定
      ・ニーズ把握・スペックの設定・事例

    ライフシーンプランニング手法、4W1H変換手法を通じて顧客の潜在ニーズの仮説つくりの基本的な考え方を解説します。

    【3】商品コンセプトの設定と構造化
     ●商品コンセプト設定
     ●コンセプトの構造化

    商品コンセプトの基本的な考え方と企画と開発とのつながりを構造的に学んでいただきます。

    【4】グループ演習②
     ●ニーズウエイト・満足度評価
     ●提案ソリューション
     ●商品コンセプト

    ケースメソッドを通じて、顧客価値の仮説の作り方と考え方を学んでいただきます。

    【5】ニーズ・機能変換
     ●NFS(Needs-Function-Seeds)展開
     ●商品コンセプトとの整合
     ●技術課題抽出

    企画要件から仕様への落とし込み、仕様から開発課題への落とし込む方法について解説します。

    【6】商品企画書(仮想カタログ※)まとめ
     ●顧客研究
     ●仮説づくり
      ・仮想カタログ法

    顧客価値を仮想カタログにまとめる方法について学んでいただきます。

    【7】仮想カタログ作成演習 グループ演習③

    ケースメソッドを通じて、顧客価値、実現方法のまとめをしていただきます。

    【8】継続的に高付加価値の商品を創出する仕組みつくり
     ●商品に対する顧客評価調査
     ●CRMとデータマイニング
     ●リレイションシップバリュー
     ●価格戦略の重要性とコスト革新
     ●商品企画マスタープラン

    商品化、事業化のしくみと企画マン、開発マンの役割について解説します。


    情報収集力・商品企画力強化セミナー[基礎編]セミナーで使用する教材

    ※内容は、変更される場合があります。
    ※昼食は、12:00~ 13:00の予定です。また、進行の場合によりプログラムの時間割に変更がある場合がございます。予めご了承ください。

    仮想カタログ法とは

    情報収集力・商品企画力強化セミナー[基礎編]仮想カタログとは
    (株)日本能率協会コンサルティング(日本能率協会グループ)オリジナルのフォーマットで、商品開発の企画段階で仮想カタログを作成し、顧客価値仮説の検証を行っていく手法です。
    本セミナーでは、実際のコンサルティング経験豊富な講師の指導のもと、グループ演習を通じて顧客価値実現方法のプロセスを学びます。

    講師

    細矢 泰弘

     株式会社日本能率協会コンサルティング
     参事 シニア・コンサルタント

    マーケティング・商品企画・開発一体での企画作りを中心にコンサルティングを展開。特に、技術とマーケティングを連携しながらの企画、開発を得意とする。
    最近では、技術を核にした用途展開、商品つくりのコンサルティングも数多く経験している。また北米、ヨーロッパ、中国でのコンサルティング経験も豊富。
    著書:共著「MOT技術経営入門」(PHP)

    受講者の声

    • これからマーケティングする前に聞いておきたい内容です。顧客の価値についてもう一度考え直してみます。(電機 設計 5年以上)
    • グループで仮想カタログ(ワークシート)を実際作成するワークがあるので、実践的です。まず現在進行中の企画について改めて顧客セグメント、プロセス分析をして見直してみようと思いました。(家具メーカー デザイン・企画 4年目)
    • 大切なこと、基本的なことを一から教えていただきました。創業時の理念など、勉強しようと思います。また、課員の人と、自分が漠然と思っていることを見える化しようと思います。(部品メーカー 市場調査・提案 1年目)
    • 座学とケーススタディ(グループディスカッション)のバランスがよく、学んだことが活かしやすい。(銀行 企画開発 5年以上)
    • 様々な企業のビジネスモデルが参考になった。BtoBtoCの場合の説明もあり参考になった。(部品 技術開発 5年以上)
    • 異業種及び異なる職種の方と、議論ができるのがよいと思います。過去の成功例に基づき、マーケティングプロセス活動を整理し、今後の開発のために部内で議論します。(精密機器 設計開発 5年以上)
    • 商品企画の基本的な流れ、手順がわかった。グループ演習の仮想企画立案は、方向性をまとめるのは大変だったが様々な視点や違う立場の方との意見交換ができいい経験になった。(製薬 商品企画 4年目)
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