三菱鉛筆インタビューその1|デザイナーもマーケティングを知る必要性とは?

デザイナーにも基本的なことは覚えてほしいということで、こちらのセミナーを選ばせていただきました。

三菱鉛筆株式会社 商品開発部の若宮さんを訪問しました。
日本能率協会の中川雅志がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)

デザイナーもマーケティングを知る必要性とは?

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中川
本日は、三菱鉛筆商品開発部、若宮様からお話をうかがわせていただきます。
若宮様のお役職と業務内容について、お聞かせください。

若宮
当社は、三菱鉛筆という筆記具の製造、販売を行っている会社です。

私は、商品開発部で、統括グループ、およびデザイングループ長という一般的に課長に該当する役職に就いています。
デザイングループは、当社のデザインを全て行っています。

新人が来た場合には、統括グループが新人の教育を請け負うという業務を担っています。

中川
統括グループの方が商品企画の教育も、ある程度計画なさっているのですか。

若宮
そうですね。

この時期にはこのような研修を行って、それ以降は、例えばどの店舗の視察に行くなどのOJTに移るのですが、スケジュールや育成計画をある程度組み立てています。

今年から少しやり方を変えましたが、去年まではそういったかたちで進めていました。

中川
デザイングループもご担当なさっているということですが、デザイングループも御社のマーケティングと密接に関わっておられるのですか。

若宮
昨年、マーケティング入門セミナーに3名を参加させていただいたのですが、その中にはデザイナー採用のものもおりました。

デザイナーにも基本的なことは覚えてほしいということで、こちらセミナーを選ばせていただきました。

当然、デザイナーも絵だけを描いていればいい、物をつくっていればいい、ということではなく、自分たちが作った製品がどのような役目を持っているのか、どういったかたちで市場に響いていくのかを理解できたほうが、自身にとっては弊社にとってもプラスになると思います。

それで、デザイナーにもセミナーを受けていただくようにしています。

中川
若手の指導が難しいという話はいろいろな方から聞くのですけれど、この業務を担当して1番難しいと思うところは、どのようなところでしょうか。

若宮
やはりコミュニケーションですね。

ここ数年、新卒社員にとって、私はその社員の両親の年齢になります。
できるだけ一方通行にはならないように意識はしていますが、やはり年も倍も違うと、言いにくいことがあるときもあります。

ですので、いかにコミュニケーションをとっていくかを気を付けていますね。

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