消費者心理・行動の理解によるマーケティング力向上セミナーのご参加者(業種:食料 マーケティングリサーチ)に当セミナーについてお話を伺いました。
一般社団法人日本能率協会の中川雅志がインタビューします。
当セミナーへご参加いただいたきっかけを教えてください。
調査設計の精度を上げるために顧客の心理を踏まえることが大事だと考えたことがきっかけですね。
私はマーケティングリサーチ業務を担当して4年目になりますので、リサーチ業務の基礎の部分は知っています。先日のマーケティング・リサーチとデータ解析入門セミナーにも参加させていただきました。
ですが、弊社のリサーチ業務の特徴として、定量調査より定性調査に苦手意識を持っています。
自然と定量調査の割合が多いのですが、消費者の行動を深堀するうえで定性調査は欠かせません。
仮説の検証は定量で行い、その深堀を進めるために定性調査を体系的に進めることが必要で、その為には顧客の心理を読み解くことが必要だと考えたわけです。
御社の中でも定性調査がより必要とされているのでしょうか。
我々の業界でも、シーズ発想だったところはニーズ発想へと転換させていく必要が出てきています。
例え研究所でいい素材ができたとしても、その素材でお客様にどんなメリットがあるのかをアピールしなくてはならないですからね。
ですので、定性調査を行いたいという事業部は増えています。
ただ、定性調査は費用も時間も定量調査に比べて大きくなるので、効率よく行うためにも顧客の心理やインサイトを考察しておくことが必要になっています。
セミナーのご感想をお願いします。
本セミナーでは、顧客の考え方や心理行動を体系立てて学ぶことができたのが最も役立ちました。
お客様の嗜好順序を体系立ててつかむことができたので、そのままリサーチ設計のフローに応用することができ、自身のルールブックとしても使うことができたので、時間の削減にもつながっています。
マーケティング・リサーチとデータ解析入門セミナー受講後にすぐに受けておけばよかったと思っています。