梅澤伸嘉氏による成功商品開発 ベーシックセミナー

長期シェアNo.1商品(成功商品)を開発したいと考えている方々の道標となるセミナーです。

  1. 商品開発の成功率を向上させるには?
  2. 商品の長寿命化を達成させるには?

という疑問がこのセミナーで解消できます。

セミナー概要

“成功商品”という言葉に興味を持つあなたは、きっとこのような課題をお持ちなのではないでしょうか。

  • 商品を生み出すための考え方を学んだことが無く、何を軸に取り組めばいいのか、まず何をすればいいのかがわかっていない
  • ロングセラー商品が生まれていないため、自社に成功体験が蓄積していない。ロングセラー商品の売り上げが落ちているが、それをカバーすることのできる新商品が出てこない
  • 売れる新商品開発の見当がつかない。商品開発の提案もマンネリ化してしまっている
  • 現場ニーズや顧客ニーズをくみ取った技術開発/普及展開のプロセスが構築されていないことに加え、収益性の追求をプラスするにはどうすればよいのか悩んでいる
  • 商品開発において、組織力を感じない。企画担当者に任せきりの風土があるため、孤軍奮闘していることが多い
  • マーケティングに関する知識が不足しており、様々なデータを読み取った顧客ニーズの発見ができていない
  • 既存のマーケットが成熟しつつある中で、新規のチャネル開発や商品開発が進んでいない
  • 他社に真似されない技術を盛り込んだ商品はどうすればできるのか悩んでいる

顧客嗜好の多様化、市場変化の加速度的な進行が起こる現在のビジネス環境において、成功商品(長期シェアNo.1商品)を開発することは大変難しいことです。

しかし、貴社が長期的/継続的な繁栄を目指すのであれば、成功商品の開発は必須です。
成功商品の開発を疎かにしてしまうことは、このような危険性をはらんでいます。

  • 長期的に顧客から支持される商品がないということは、顧客評価の低下、ブランド力低下につながる
  • 継続的に安定した収益を確保することが難しくなり、自社の経営戦略及びマーケティング戦略がぶれてしまう。その結果、現場も混乱してしまう
  • 開発企画する商品の数が膨大になり、社内リソース不足に陥り、本当に必要な業務にリソースを割くことができず、長期的な競争力衰退につながる

一般社団法人日本能率協会では、成功商品を企画開発することのできるマーケターの育成を目的として、「成功商品開発ベーシックセミナー」を20年にわたり開催してきました。

そのセミナーの中で、特に重視していることは、次の2点です。

1.商品開発の成功率の向上

商品開発の成功率は20分の1~50分の1と極めて低率で、寿命は1年未満が圧倒的に多いことがわかっています。
すなわち、消費者が購入する商品の数より気の遠くなるほどの数の商品が開発され、そのほとんどが失敗に終わり、廃棄の山を作っているのです。この成功率を向上させることが、成功商品を意識して作ることには不可欠です。

2.商品の長寿命化の達成

長寿命化のためには、『消費者は2度評価する』ことを意識することがとても大切です。
1度目は買う前に「欲しいか否か」、2度目は買った後に「良かったか否か」という評価を必ず行います。
この2つの評価で高評価を勝ち取った商品だけがロングセラー商品として市場に残り続けることができるのです。

本セミナーでは、実際に成功商品を開発した経験のある梅澤講師にご登壇いただき、講師の50年近くに及ぶ自らの商品開発と分析を通じて生み出した理論とノウハウを披露し、上記2つを“意識して”実行することのできるマーケターを育成します。

実際にセミナーを受講した、金融業の方はこのようにおっしゃっていました。

「最も参考になったのは、「凡人でも思考のプロセスをたどることができれば成功商品開発はできる」という趣旨の発言を講師がされていたことですね。
講師の方はヒット商品を実際に生み出しておられるので、説得力がありますし、その成功体験をセミナーで追体験できたのは貴重な経験でした。

自社に戻ってからは、成功商品開発の発想法を活用しています。

金融商品というのは形がほぼ決まってしまっているので、新しい商品を生み出すのに苦労するのですが、顧客ニーズの観点から足りていないところを穴埋めしていくように発想する手法は実務でも活用できます。

講師の方も実際に成功商品を生み出している方ですので、アイディア出しの部分は具体的でとても参考になっています。」

本セミナーを受講された方は、成功商品の開発をめざし、まずできることから第一歩を踏み出し始めています。

プログラム2日間  10:00~17:00

1日目 10:00~17:00

はじめに
 梅澤講師による「失敗の歴史」と「成功商品開発」の体験談
 【THE KEY ・NEEDS WORLD】
〜MIP コンセプト開発プロセスと企業の成長関連図

【1】マーケティングとは、需要の創造と拡大
 1.マーケティングは「需要の創造」+「拡大」
 2.売れる商品づくり(成功商品開発)+一層売れ続けるようにするための「消費者の深い理解」を
   踏まえた行動
 3.大前提の課題=成功率向上+長寿化
 4.成功商品開発と商品開発の違い
 5.長期間シェアNo.1商品開発のために
 6.成功商品の定義
  ・成功商品=長期間高利益商品
        =長期間シェアNo.1商品
        =M.I.P.(Market Initiating Product)

【2】長期間シェアNo.1になるための法則
 1.MIPは長期間(10年以上)高利益、シェアNo.1
 2.MIPと後発商品の寿命
 3.先発してもシェアNo.1になれないワケ
 4.「新市場創造型商品」(MIP)の2つに1つが10年以上シェアNo.1

【3】売れる商品とは何か
 1.商品を買う[前]と[後]の消費者心理
 2.商品力(商品コンセプト(C)/商品パフォーマンス(P))と消費者心理・行動
 3.ニーズ・行動・満足
 4.商品コンセプト(C)とは
 5.キーニーズ法とは
 6.キーニーズ法は受容性の高い商品コンセプトを生む
 7.なぜキーニーズ法は「先発型」商品を生むのか
 8.キーニーズ法のプロセス
 9.キーニーズ法の事例

【4】どんなニーズに応えたら商品は売れるのか
 [実習] ニーズ分析実習
 1.未充足ニーズ理論
 2.消費者ニーズの層構造
 3.未充足の強いニーズ(Do)がターゲット
 4.成功商品のための三位一体

【5】成功率向上
 1.成句率向上のモデル
 2.成功率向上モデルの内訳と比較
 3.成功率向上モデルのイメージ-開発数パラドックス

【6】柔軟な発想をする力を身につける
 [実習] 発想法実習
 1.アイデアの量と質に関する「デルタ理論」
 2.AHA(アハ)ゲーム
 3.アイディアを飛躍させる話し合いの5つのルール
 4.メラキアの発想
 5.強制統合

2日目  10:00~17:00

【7】キーニーズ法実習:MIP「5つの視点」によるコンセプトづくり
 [実習]
 1.「手がかりDoニーズ」抽出のための消費者の「生活上の問題」(5つの視点)
 2.行動ー問題ーニーズ(Doニーズの抽出法)
 3.CAS(Concept Assessment Study)分析(「未充足の強い生活ニーズ」の創造)
 4.CAS分析の手順
 5.PD(Product Designation)コンセプト作り
 6.すでにある新カテゴリー商品名の例
 7.ヒット商品開発のプロセス
 8.ブランドとはカテゴリーの代表
 9.パッケージの必要条件
 10.成功商品開発の構造
 11.まとめ ーMIP開発による長期利益戦略ー
      

※内容は、変更される場合があります。
※昼食は、12:00~13:00の予定です。また、進行の場合によりプログラムの時間割に変更がある場合がございます。予めご了承ください。

無料プレゼント!

ヒット商品開発〈第2版〉 - MIPパワーの秘密 ―

参加申し込みされた方には、事前課題図書として梅澤伸嘉著「ヒット商品開発〈第2版〉 - MIPパワーの秘密 ―」をプレゼントいたします。
事前に課題図書を一読してご参加下さい。
※本セミナーのオリジナルテキストは、当日配布いたします。

講師

梅澤 伸嘉(うめざわ のぶよし)

 経営学博士
 商品企画エンジン株式会社 代表取締役会長
 一般社団法人日本市場創造研究会 代表理事
 梅澤マーケティングスクール 塾長

日本大学大学院(心理学)修了、文学修士。愛知学院大学大学院修了。サンスター㈱研究所、ジョンソン(株)にて、数々のシェアNO.1商品、ロングセラー商品を世に送り出す。各種商品の開発・導入のかたわら「キーニーズ法」、「C/Pテスト」、「グループインタビュー法」等を開発、改良。1984年独立。現在、商品企画エンジン(株)代表取締役会長、(社)日本市場創造研究会代表理事として企業コンサルテーション(新商品開発、独創性開発、市場調査)に従事する。
【主要著書】
最新『新市場創造型商品コンセプト開発マニュアル』
 (株)日本能率協会総合研究所、2015年
『消費者ニーズ・ハンドブック』同文舘出版、2013年
『「アイデア」を「お金」に変える思考ノート』かんき出版、2013年
『消費者心理のしくみ』同文舘出版、2010年
『ヒット商品開発〈第2 版〉』同文舘出版、2009年
『ヒット商品打率』同文舘出版、2008年
その他多数

対象

  • はじめてマーケティング関連部署に配属された方々
  • 他部門から新たにマーケティング関連部門に配属予定の方々
  • ビジネス知識として、マーケティングの基礎を知っておきたい方々
  • 転職先がマーケティング関連企業や部門の方々
  • メーカー、サービス業の商品企画部門・マーケティング部門・営業企画部門などのスタッフの方々
  • ブランドマネジャー、プロダクトマネジャーの方々
  • 本テーマにご関心のある方々

受講者の声

  • 商品開発する際の必須のセミナーだと思います。講師の話も分かりやすく、実務に活かしていきたいと思います。(銀行 商品開発 1年目)
  • 今までの業務ではやったことのない発想法が学べてためになった。メラキアの発送など、アイディア出しで学んだことを活かしたい。(文房具 改良・開発 1年目)
  • ニーズをしっかり見極めるプロセスが自身には欠けていたので、単なるデータだけに頼らず、コンセプトを組み立てて業務に臨みます。(食品 国債新規事業 3年目)
  • 商品コンセプト作りにおいて、新カテゴリー名の重要性を始めて学んだ。実際に商品開発に落とし込んでいく流れを実践していきたいと思います。(飲料 品質管理・新規開発 5年以上)
  • 消費者・顧客の行動を見ること、現場を知ることから成功商品が生まれます。(建築 新商品開発 3年目)
  • なぜ商品開発が失敗してしまうのかが、この講義を受けると分かります。(化学 商品開発 5年以上)
  • このセミナーを受講すれば、今までのコンセプト作りが間違っていたことに気が付けます。(食品 製品開発 1年目)
  • 消費者ニーズを知るためには声を「聞く」のではなく、行動を「観察する」ことが大切だと学びました。(食品 販売促進 1年目)
  • ニーズをできる限り細分化して考えることで、それが行動に表れていることに気づくことにつながると思いました。(食品 商品開発 1年目)
  • なぜつくる商品が売れないのか?疑問を持っている人にオススメのセミナーです。(食品 商品開発 1年目)
  • 座学というより、体験しながらコンセプト作りを学べるので、実践的なプログラムだと思います。今まで自分の中にあった『開発』に対する考え方が変わりました!(食品 商品開発 1年目)
  • トップ~上級幹部こそ受講すべき内容。強いニーズは行動に表れる。(建材 研究開発 10年以上)
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