マーケティング戦略を構築し、自社に貢献したいマーケターの道標となるセミナーです。
- マーケティング知識の体系的習得
- 経営戦略・事業戦略との関連の理解
- 具体的マーケティング戦略立案方法の習得
がこのセミナーで習得できます。
開催概要
マーケティング戦略を担当しているあなたは、このようなことにお困りではありませんか?
- 新規製品の開発と運営など、今後の事業戦略をどのように立てればいいのか悩んでいる
- 市場のトレンドの把握が難しく、それに対して短・中・長期の分析と戦略を立てなければいけないが、自身の進め方が正しいかわからない
- 市場や顧客の嗜好が多様化/複雑化している中で、継続的に売り上げを拡大していかなければいけない
- 商品企画や検討の際、市場分析やマーケティング分析が適切になされていない
- 弊社のマーケティング機能が適切/効率的に機能しているか不安だ
- マーケティングの対象者が明確に定義できていないため、戦略にブレが見える
- 経営戦略企画にあたり、マーケティングの知識が必要になっている
- 今まで御用聞きスタイルのマーケティングを取ってきていたが、今後の顧客、販路拡大に向けて新しいアプローチを模索している
マーケティング戦略は自社の経営戦略と密接に関わっているため、自社の非常に重要な要素です。
一方で、マーケティング戦略についてOJTで学ぶことはなかなか難しく、自社に成功事例も少ないため、社内でのOff-JTも実施できないのではないでしょうか。
しかし、マーケティング戦略の立案を疎かにしてしまうことは大変危険です。
- 誤ったマーケティング戦略をとることで、「間違った問いに対して必死に解を求める」状態となってしまい、適切なマーケティング活動が行えなくなってしまう
- 経営戦略とマーケティング戦略が乖離してしまい、上層部の考えが現場に届かなくなってしまい、現場の活動が戦略的に進まなくなってしまう
- 適切なマーケティング活動による顧客創造・顧客維持が困難となり、自社ブランドの低下につながる
- マーケティング戦略と経営戦略との結びつきはとても強いため、マーケティング人材育成が滞れば、経営戦略を適切に現場に伝えるための人材が将来的に不足する
上記の課題を解決するため、JMAでは「マーケティング戦略基礎コース」を15年以上に渡り開催してきました。
適切なマーケティング戦略を行うため、マーケターには以下の3点が必要であることがわかっています。
- マーケティング知識の体系的習得
- 経営戦略・事業戦略との関連の理解
- 具体的マーケティング戦略立案方法の習得
以下、順にご説明いたします。
1.マーケティング知識の体系的習得
マーケティング戦略と一言で言っても、包含する業務範囲はリサーチ・顧客理解から企画開発、営業/CSまで膨大にわたります。
そのため、戦略立案を適切に行えるマーケターとは、膨大な範囲のマーケティング業務を体系的に整理して理解し、全体を俯瞰してみることのできるマーケターです。
2.経営戦略・事業戦略との関連の理解
マーケティング戦略と経営戦略・事業戦略は非常に密接な関わりがあります。マーケティング戦略は経営戦略・事業戦略に則ったものでなければなりませんし、経営戦略・事業戦略はマーケティング戦略の実行/達成をもって成されなければなりません。その関連性を理解し、自社に適用できるマーケターでなければ、適切な戦略立案は行えません。
3.具体的マーケティング戦略立案方法の習得
上記2つを習得し、理解するだけでは、もちろん何の解決にもなりません。学んだことを、自社に合わせて適用し、実際に行動するためのスキルを持ち合わせたマーケターが求められています。
本セミナーでは、上記3つの習得を前提とし、3日間で学ぶことのできる構成となっています。
当セミナーに参加したその他製造業のご参加者はこのようにおっしゃっています。
ですので、マーケティングに関する勉強をこれでもか、とみっちり学べたことはとてもよかったです。
このセミナーには3日間参加しました。
ついていくのは大変でしたが、通して学ぶことで、「マーケティングにはこういうつながりがあるのか」という大枠をしっかり理解することができたのが非常に良かったです。
確かに、学ぶだけであれば教科書で事足りてしまいますが、このセミナーでは「こう使うんだ」という実践的な部分まで学ぶことができました。
フレームワーク一つとっても、使用場面を説明してもらい、使い方を教わり、実際に使ってみるというところまで学べた点がとてもよかったですね。」
セミナー受講を通じて、受講者の皆様は基礎的な知識から実践的なスキルまで習得し、自社に戻ってからも活躍できるよう、活動を始めています。
プログラム3日間 10:00~17:00
※本セミナーは基礎編の2日間のみのご参加もできますが、3日間でのご参加をお勧めいたします。
基礎編 マーケティングの本質とマーケティング戦略基礎知識の習得 1日目 10:00~17:30
【1】 オリエンテーション
【2】 マーケティングの本質
(1)企業を取り巻く環境変化と課題
(2)マーケティングとは
(3)消費財と生産財のマーケティング上の力点の違い
(4)KFS(成功要因)から考えるマーケティング戦略
・事業特性、KFS、KFS-GAPとは
【3】経営戦略、事業戦略とマーケティング戦略
(1)戦略事業単位(SBU)
(2)PPM
(3)アンゾフの事業拡大マトリックス
(4)強者・弱者の戦略
(5)市場成熟度に応じた戦略定石 など
【4】マーケティング戦略のフレームワーク
・シーズとニーズの組合せである、マーケティングの基本的考え方、本質を理解する
・経営、事業戦略との関連を考慮した上で、マーケティング戦略の全体像を理解する
・マーケティング戦略立案に効果的な事業成功要因(KFS)の見極め方を理解する
【5】ステップ1:市場機会の発見
(1)外部環境分析
①マクロ外部環境(PEST)分析
②5つの脅威分析(Five Forces) ③流通環境分析
④顧客分析(3C分析) ⑤競合分析(3C分析)
(2)内部環境分析
①自社内部分析(3C分析) ②Value Chain Analysis
(3)SWOT分析
①戦略課題発想の考え方 ②クロスSWOT分析
~マーケティング環境分析演習~
(4)新事業・製品開発余地探索への適用
①持続的競争優位の考え方 ②VRIO視点
・マーケティング戦略の第1ステップである市場機会の発見、市場環境分析を、
多角的な視点から精緻に行う手法を習得する
・SWOT分析における発想方法、落とし穴を理解し、
正しい解釈の考え方を、事例演習を通じて習得する
・戦略課題への展開、新事業・新製品開発余地探索への展開の考え方を習得する
基礎編 マーケティングの本質とマーケティング戦略基礎知識の習得 2日目 10:00~17:30
【6】ステップ2:標的市場の選定
(1)市場調査の意義
・切り口の発見
(2)セグメンテーション
(3)ターゲティング
(4)ポジショニング
(5)コンセプト
・市場ターゲットと製品ポジショニングの理解
・商品開発、販売、広告宣伝の社内一本化
~標的市場分析演習~
・マーケティング戦略の第2ステップである標的市場選定の基本的考え方を、
事例演習を通じて理解する
・シーズ型事業、ニーズ型事業をわきまえた適切なターゲティング、
ポジショニングのテクニックを、事例演習を通じて習得する
・セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングのコツ、
及びコンセプトの重要性を理解する
【7】ステップ3:マーケティング・ミックスの最適化(4P)
(1)5P、8P
(2)4Pから4C
~4P戦略分析演習~
【8】KFSに応じたさまざまなマーケティング視点の適用
(1)さまざまなマーケティング視点
・消費財と生産財、シーズ型とニーズ型、マスとワン・トゥ・ワン
・ブルーオーシャン戦略/コーズ・リレーテッド・マーケティング等
・Web、デジタルマーケティング視点、インバウンドマーケティング、リードナーチャリング等
(2)営業戦略への展開
・エリアマーケティング
~エリア戦略分析小演習~
・ソリューション営業への展開
(3)製品開発戦略への展開
・マーケット・イン指向と技術ロードマップへの展開
(4)グローバル・マーケティングへの展開
・同質化と多様性への対応
・マーケティング戦略の第3ステップであるマーケティング・ミックスの基本的考え方、
4P及び顧客視点の4Cを、事例分析を通じて理解する(既存)
・マーケティング戦略の応用として、営業戦略、製品開発戦略への展開、
ワン・トゥ・ワンマーケティング、ブルーオーシャン戦略、
同質化と多様性に対応したグローバル戦略など、
さまざまなマーケティング戦略活用視点を考察する
・そして、最後に、自社・自部門の業種、業態ごとの事業特性・成功要因(KFS)、自身の
ポストに応じたマーケティング視点、力点を認識するとともに、自分の役割を確認する
実践編 マーケティング戦略立案の実際 3日目 10:00~17:30
【9】マーケティング戦略立案ケーススタディー
~フォーマットに添って、マーケティング戦略企画書を作成~
(1)成功要因分析
①事業特性分析表 ②KFS分析表 ③KFS-GAP分析表
(2)環境認識
①SWOT分析表
・自社・自部門のケースでフォーマットを埋める形でマーケティング戦略を
立案することにより、その方法論を習得する
・他業種の参加者とのディスカッションを通じて、
自分の関わっている事業のマーケティング特性を再認識する
・他業種の参加者の業界の事例等を参考にし、常識にとらわれない
マーケティング戦略アイデア発想の視点を習得する
(3)標的市場の選定
①ターゲット市場設定表 ②製品ポジショニングマップ ③製品コンセプト設定表
(4)マーケティング・ミックス最適化
①4P戦略策定表
(5)グループ内発表、全体発表
(6)実務上のポイント解説
①KFS発見の視点 ②SWOTの留意点 ③対になる市場ターゲットと製品ポジションなど
【10】まとめ
※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
講師
浜田 由朗(はまだよしあき)
株式会社HIM 代表取締役
大正大学 客員教授
静岡大学 情報学部 非常勤講師
1957年北海道生まれ。
国立広島大学教育学部付属福山高校、慶応義塾大学工学部管理工学科、同大学院工学研究科(管理工学専攻)修了後、日本能率協会コンサルティングで6年間、国際戦略コンサルティング会社A.T.カーニーの東京事務所、シカゴ本社で9年間コンサルティング活動後、独立し、有限会社浜田経営事務所(Hamada Institute of Management)を設立、代表取締役に就任する。
現在、株式会社HIMの代表取締役として、医科向け薬品、OTC,トイレタリー、アパレル、家電、清涼飲料、乳飲料、加工食品、食品スーパー、自動販売機オペレータ、システムインテグレータ、システム開発、広告代理業、プラントエンジニアリング、自動車ディーラー、通関業及び、通信機器、電子部品・デバイス、ポンプ、紙器製造・販売、EMS事業などの各種生産財企業数十社にわたる、三十年弱の経営コンサルティング経験を活かし、全社革新、事業戦略、マーケティング戦略、営業戦略、営業マネジメントシステム、ソリューション営業分野で、戦略立案から実施・定着化までの実践的コンサルティングに重点を置き活動中。
国立静岡大学非常勤講師、ランチェスター学会常任幹事、NPOモノづくり応援隊in大田区理事も務め、社内研修、講演も行なう。
【著書】
『会社が生き返る!』(共著:日本経済新聞社、1998年)
『B to B のための戦略的ソリューション営業テキスト(副題:事業成功要因<KFS>を見抜く営業力とは!?)』(日刊工業新聞社、2008年)
『アクションラーニング活用術(副題):グローバル・ビジネスリーダーの養成とスキルアップ』(日刊工業新聞社、2014年)
対象
-
マーケティング部門の方々で
- マーケティング実務を体系的に学びたい方々
- 最新のマーケティング手法を学びたい方々
- 本コースに関心のある方々
受講者の声
- マーケティングの戦略を考える際に必要な各手法を実践を交えながら学べました。
(素材 市場調査・企画立案 1年目) - 既存品の戦略見直しや、新商品開発時のターゲットの選定など、学んだことを幅広く活用させていただきます。
(素材 市場調査・分析・商品開発 1年目) - 実務での戦略立案の考え方の基礎として活用していこうと思います。
(食品 マーケティング戦略 3年目) - 今まで漠然としていた各マーケティング手法の関係性がすっきり理解できた。
(食品 製品開発 5年以上) - テキストが丁寧だったので、メモ程度で済み、話を聞くことに集中できました。
(食品 経営企画 4年目) - マーケティングの戦略を考える際に必要な各種法を実践を交えながら学ぶことができました。
(素材 開発・販売推進 1年目) - 既存品の戦略見直しや、新商品開発時のターゲットの選定など活用させていただきます。
(精密機器 企画立案 3年目) - マーケティングに関する新しい知識を身に着けることができた。ターゲットの絞り込みを実践していきたい。
(素材 営業 5年以上) - 基本的なフレームワークは過去に学んだことがあったが、上手な使い方のコツが分かったのがよかった。営業の方にも受講をお勧めしたい内容です。
(食品 製品開発 5年以上) - 複数のマーケティング理論を学べて、効率的でよかった。マーケティング戦略形成のコツが非常にわかりやすかった。
(食品 商品開発 1年目) - 理論の解説と演習のバランスが良く、わかりやすく学べた。演習を通じた講義は、自分の理解度を確認できてよかった。
(化学 商品開発 1年目)