消費者心理・行動の理解によるマーケティング力向上セミナー

消費者心理を理解したいと考えているマーケターの道標となるセミナーです。

  1. 消費者は知覚し認知する
  2. 消費者のこだわり度合(関与)には差がある
  3. 消費者は学習する
  4. 消費者は態度を決めている

の4つの視点から、消費者心理を読み解きます。

セミナー概要

あなたは普段の業務でこのようなことにお悩みではありませんか。
それならば、当セミナーがあなたの悩みを解決する一助となります。

  • 他の業務が忙しく、マーケティングの基本部分をきちんと考えられていない。そのため、消費者の求めていることそのために何をすべきかを時間を取って振り返ることができていない
  • シニアをターゲットとしたマーケティングを求められているが、課題の発見や商品開発の方向性が定められず悩んでいる
  • データ分析を行うにあたり、分析のノウハウや結果を考察するためのマーケティング知識が不足している
  • ターゲットに対して購入したいと思わせる商品作りができていない
  • 店舗指導などのセールスプロモーションを担当しているが、店舗指導するうえで顧客ニーズのつかみ方をどのように行えばいいかがわからない

顧客ニーズの把握の重要性は以前から提唱され続けており、様々な手法が世の中に出てきています。しかし、どの手法が自社に適しているのか、そもそもどのように進めればいいのかわからない、という課題意識を持つ企業が年々増えていると感じております。

この課題感を解決せずにいると、貴社にとってはこのようなリスクが生じます。

  • 顧客ニーズを把握できないまま商品開発を行ってしまうことで、ニーズからずれた商品を市場に出してしまい、自社の売上、成長に結びつかない
  • また、的を射ない商品開発を何度も繰り返してしまい、社内リソースの消耗につながる
  • 顧客から評価される商品を市場に出せないため、自社ブランド、商品ブランドの低下につながる

消費者ニーズを把握し、理解するための手法や考え方をみにつけ、自社で実践し、展開していくことは、あなたにとって急務ではないでしょうか。

一般社団法人日本能率協会では、そのような皆様の課題を解決するために「消費者心理・行動の理解によるマーケティング力向上セミナー」を開催しています。当セミナーでは、消費者心理を理解するためには4つの視点が大変重要であると認識し、その4つの視点をあなたに効率よく学んでいただけるよう設計しています。

[視点1]消費者は知覚し認知する

消費者が外部からの情報を近くして処理するメカニズムを学ぶことで、五感を活用したマーケティング活動について理解していただきます。

[視点2]消費者のこだわり度合(関与)には差がある

製品や購買に対して、いったい何にこだわっているのか。
その度合の差によって購買行動は変わります。

[視点3]消費者は学習する

Webや口コミなどの様々な情報や経験から消費者は学んで賢くなります。
学習による購買意識や行動の変化についても理解していただきます。

[視点4]消費者は態度を決めている

商品・ブランド・店舗・企業に対する好き嫌い(態度)は、こだわりや事前の学習からある程度決まっています。
その態度に変容をうながすマーケティング活動を学びます。

当セミナーを受講した飲食業のマーケティング・リサーチの担当者からはこのようなお話を伺っています。

「調査設計の精度を上げるために顧客の心理を踏まえることが大事だと考えたことがセミナーを受講したきっかけです。
私はマーケティングリサーチ業務を担当して4年目になりますので、リサーチ業務の基礎の部分は知っています。先日の「マーケティング・リサーチとデータ解析入門セミナー」にも参加させていただきました。

ですが、弊社のリサーチ業務の特徴として、定量調査より定性調査に苦手意識を持っています。自然と定量調査の割合が多いのですが、消費者の行動を深堀するうえで定性調査は欠かせません。

仮説の検証は定量で行い、その深堀を進めるために定性調査を体系的に進めることが必要で、その為には顧客の心理を読み解くことが必要だと考えたわけです。

本セミナーでは、顧客の考え方や心理行動を体系立てて学ぶことができたのが最も役立ちました。

お客様の嗜好順序を体系立ててつかむことができたので、そのままリサーチ設計のフローに応用することができ、自身のルールブックとしても使うことができたので、時間の削減にもつながっています。」

また、食料品業界の商品開発担当者からはこのようなお話を聞いています。

「本セミナーでは、改めて消費者の目線で物事を考えることができ、マーケティングの原点に戻って考えなおsことができたのがとてもよかったです。

高橋講師は、どんな回答にもポジティブに返答していただけたので、質問もとてもしやすかったです。また、身近な例をたくさん教えていただけたので、ニーズと戦術のアウトプットが私の中で結びつき腹落ちすることができました。

理想を引き上げることが、商品開発担当である私たちの伝えたい魅力を感じてもらうための戦術の一つだと当セミナーを通じて考えているので、自社に戻ってからは、まず消費者の考えている現実と現状の理想を整理し、少しストレッチした理想を提案したいと考えています。」

当セミナーの受講者は本セミナーを通じて、顧客理解を深めるための考え方やスキルを学び、自社で実践するための第一歩を踏み出し始めています。

消費者心理を理解し、ニーズをくみ取りたいと考えているあなたのご参加をお待ちしております。

プログラム2日間  10:00~17:00

プログラム 1日目 10:00~17:00

■消費者の購買行動を理解する■
1.消費者行動とマーケティング
・マーケティングの歴史と消費者研究
・購買行動は消費者の問題解決

2.個人としての消費者
・統計的属性(年齢・性別・職業・家族構成etc.)
・心理的属性(パーソナリティ、ライフスタイルetc.)
・生活時間、情報処理

3.消費者の購買行動プロセス
※店舗販売、ダイレクト販売、サービスの例を含む
■Step1 問題を認識する
・ニーズ(欲求)とは何か
・商品は問題解決のツール
・問題に気づかせるマーケティング活動
■Step2 情報を探す
・過去の経験・記憶から(内的情報検索)
・口コミ、広告・宣伝から(外的情報検索)
・情報探索を助けるマーケティング活動
■Step3 購買前に評価する
■Step4 購買を決定する
・商品選択の方法と心理的な財布
・購買状況(店頭、ネット店舗etc.)の影響
・購買決定をうながすマーケティング活動
■Step5 消費する/利用する
■Step6 評価する(満足/不満足)
・購入商品の評価が気になる心理
・評価が次の購買行動を決める
■Step7 処分する
◇ 購買行動プロセス分析の実習
【個人実習】購買時の自分の心理・行動を分析する
【グループ討議】分析結果をレビューし、消費者の
心理や行動のパターン・分析の視点を深く理解する

プログラム 2日目 10:00~17:00

■消費者心理・行動を読み解く4つの視点■
4.集団・社会の中の消費者
・消費者が影響を受ける準拠集団
・口コミ(オピニオンリーダー、Blog、SNS、商品
レビューetc.)を意識したマーケティング活動
◇ミニ実習 「私」が影響を受ける準拠集団の例

5.消費者理解の4つの視点
消費者は知覚し認知する
・外部からの情報を処理するメカニズム
・ブランドはイメージで理解し選択される
(ポジショニング)
・五感を活用したマーケティング活動

消費者のこだわり度合(関与)には差がある
・製品や購買に対するこだわりの高低
・製品のこだわりの差が購買行動を変える
◇ミニ実習  関与度の高いor低い購買行動の例

消費者は学習する
・情報や経験から学び消費者は賢くなる
・学習によって購買意識や行動は変化する
◇ミニ実習  学習を活用したマーケティングの例

消費者は態度を決めている
・商品・ブランド・店舗・企業に対する好き嫌い(態度)
・態度に変容をうながすマーケティング活動
◇ セミナー全体のまとめ

※内容は、変更される場合があります。また、進行の都合により時間割が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。

講師

高橋 澄子

(株)MOMO(モモ) 代表取締役 /認定心理士、経営コンサルタント

千葉大学人文学部心理学専攻卒。アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院中退。
認定心理士、産業カウンセラー、米国CTI認定プロ・コーチ。
広告会社で広告の企画・制作に従事した後、㈱日本能率協会コンサルティング入社。女性初のチーフコンサルタントとして、約25年にわたって、消費者向けのマーケティングや新商品・新事業開発の支援を行う。
2007年起業。心理学の専門知識とコミュニケーションのプロのスキルをマーケティング活動の質の向上と企業の人材育成に応用した独自のプログラムをご提供し、多くの企業から支持を得ている。

講師特別インタビュー

本セミナーを担当している高橋講師からインタビューを行いました。

インタビュー1「なぜ消費者心理を学ぶことが必要なのか」
インタビュー2「マーケターが消費者心理を把握するために必要なことは何か」
インタビュー3「消費者心理を把握するために明日からまずできることは何か」

https://youtu.be/GuRIEpiQACE
https://youtu.be/Ir_oXlJZqF4
https://youtu.be/XaHjT9zEBCo

対象

  • 事業開発部門、商品企画、マーケティング・営業部門の管理者・およびスタッフの方々
  • ブランドマネジャー、プロダクトマネジャーならびにその候補の方々

受講者の声

  • 営業の方も、マーケティング担当の方にもおすすめします。商品開発では5感に訴えることを意識していきます。(食品 マーケティング 1年目)
  • 購買プロセス分析がとても興味深かった。自分の購買についてもっと掘っていき、自社商品にも生かしていきたい。(食品 商品開発 5年以上)
  • 消費者を体系的に捉えるのに非常に役に立ちます。消費のプロセスを理解すると、どうすれば「買い」につながるのかが見えてきました。(飲料 マーケティングリサーチ 4年目)
  • 実習を通して自分の購買行動を客観的に見られるようになった。そのことにより、消費者の心理・行動をイメージしやすくなり、深い理解につながったと思う。(食品卸 SCM 5年以上)
  • 商品購入後の「よかった」という意見は、必ずしも本音の意見ではなく、自分の購買行動を肯定しているだけである場合があるという点に気づかされた。消費者の行動について新ためてじっくりと考えようと思う。(インフラ データ分析 1年目)
  • 他の参加者の方を見ても購買行動はさまざまなので、どうすれば自社の製品を選んでもらえるのかを非常に考えさせられた。(金融 商品開発 2年目)
  • セミナーの各セクションがコンパクトにまとめられていて分かりやすかった。また、気兼ねなく質問や発言ができる雰囲気が保たれており、気負いなく学ぶことができた。(機械 企画戦略 4年目)
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