BtoBのマーケティングに関して、系統だった書籍や資料が本屋などで見つけられなかったというのがきっかけですね。
BtoBマーケティング基礎セミナーにご参加いただいたAさんを訪問しました。
日本能率協会の中川雅志がインタビューいたします。(以下敬称略、役職当時)
※事務局注:Aさんはご事情により社名・氏名は控えたいが、本セミナーが業務に大変役に立った事からインタビューに快くご協力くださいました。
BtoBマーケティングの教育に必要なこととは?
中川
Aさんには、昨年度、BtoBマーケティング基礎セミナーを実際にご受講していただきました。
御社の中で、こういった教育の計画は、どのような方が練られていらっしゃるのですか。
Aさん
実は、全社で確立した教育体系というのがまだないのですよ。
人事が主導で行う研修はあるのですが、弊社にとって基礎的なこと、例えば、コンプライアンス、もしくは輸入貿易の知識など、法律に触れてしまうような業務についての基礎的な知識を押さえていますけれど、それ以外の研修については、各事業、営業本部、もしくは生産本部などが各自で行っています。
中川
各事業部の部長さんたちが、パンフレットを見て、部下の方々に渡すということですね。
実際に教育に関する予算などは、どのように決めていらっしゃるのですか。
Aさん
実績の良し悪しにもよりますが、本部ごとに予算を獲得します。
中川
その予算内で各事業部長さんが決めているのですね。
BtoBマーケティング基礎セミナーを受講なさったきっかけについて、お話しいただけますか。
Aさん
BtoBのマーケティングに関して、系統だった書籍や資料が本屋などで見つけられなかったというのがきっかけですね。
BtoCやCtoCに関しては多くの情報が手に入れられますが、BtoBは本など、系統だった情報を手に入れにくいのです。
当社は産業ビジネスなので、BtoBビジネスを扱っております。
弊社内では私自身の経験と知識で関連するメンバーの教育をしていたのですが、何かまとまって系統立てたものがないかと探していたのが大きな理由です。