受講者インタビュー:梅澤信嘉氏による成功商品開発ベーシックセミナー

梅澤信嘉氏による成功商品開発ベーシックセミナーのご参加者(金融 新商品設計・開発部)に当セミナーについてお話を伺いました。
一般社団法人日本能率協会の中川雅志がインタビューします。

成功商品開発ベーシックセミナーを受けるきっかけとなった課題感を教えてください。

2点ございます。

1つ目は、商品開発のコンセプトです。
金融商品の開発担当者は、どうしても専門家の方が多くなりますので、一般的なマーケティングや商品開発に関する知識が少ないことも多く、市場ニーズや顧客ニーズをくみ取った開発を行うことが難しいと考えていました。

2つ目は営業担当者とのコミュニケーションです。
よく営業からあげられる意見として、「もっと売れる商品を作ってほしい」というものがありますが、実はその商品の良さを営業担当者が理解できておらず、顧客への説明も分かり辛いものになっていたということが多々発生していました。

私だけではなく、部としてもこれらは課題と考えていて、御社のセミナーを利用してこのような課題を部員全体で解消できれば、と考えています。

セミナーで役に立ったところはどのような点でしょうか。

1つ目はセミナーの最後に行った、自分たちでパンフレットを作成してみるという実習です。
商品開発担当者である我々がパンフレット作成の一端を担うことで、営業担当者へも商品のメリットを伝えやすくなりますし、結果として顧客への説明の質もあげられることを実習を通じて理解しました。

また、これは社内提案の説明にも役に立ちます。
社内提案では収益が立つか立たないかなど、顧客説明+α の情報が必要になりますが、そういったところもパンフレット作成時に作ってしまえば、今までの作業フローがスムーズになることを認識できました。

2つ目は、やはり成功商品開発の発想法です。
金融商品というのは、形がほぼ決まってしまっているので、新しい商品を生み出すのに苦労するのですが、顧客ニーズの観点から足りていないところを穴埋めしていくように発想していく手法は実務でも活用できます。
講師の方も実際に成功商品を生み出している方ですので、アイディア出しの部分は具体的でとても参考になっています。

一番参考になったのはどのような点でしょうか。

「凡人でも思考のプロセスをたどることができれば成功商品開発はできる」という趣旨の発言をされていたことですね。

講師の方はヒット商品を実際に生み出しておられるので、説得力がありますし、その成功体験をセミナーで追体験できたのは貴重な経験でした。

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